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TechNote

[an error occurred while processing this directive]Illustrator CS2 でグリフレットの編集を行うと InDesign ドキュメント内のグリフレットが置き換えられてしまう（InDesign CS2）

問題点 （Issue）

Adobe InDesign CS2 のドキュメント内でグリフレットを使用し、その後 Illustrator CS2 で作成したグリフレットで置き換えると、InDesign ドキュメント内のグリフレットが Illustrator で編集した後のものに置き換えられてしまいます。

Adobe SING Glyphlet Manager CS2 に追加したグリフレットを InDesign ドキュメント内で使用しています。その後、Illustrator CS2 で元になるグリフレットを編集し、SING Glyphlet Manager CS2 にそのグリフレットを追加しました。

解決方法 （Solution）

この問題を解決するには、Illustrator CS2 の [グリフレット] パレット上で、作成するグリフレットごとに別のユニコード値および CID 番号を割り当てます。

以下の操作を行います。

1. Illustrator CS2 を起動します。
2. グリフレットを新規に作成するか、グリフレット形式ファイル（*.gai）の元となる、グリフレットとメタデータ設定を含んだ Illustrator ファイル（*.ai）を開きます。
   ※　グリフレットを新規に作成する手順の詳細については、Adobe Creative Suite 2 ヘルプの「グリフレットを作成するには」を参照してください。
3. [グリフレット] パレットが表示されていない場合は、[書式] メニューから [グリフレット] を選択します。
4. [グリフレット] パレットの [ユニコード] と [CID] の欄に、ユニコード値および CID 番号を割り当てます。
   
   　注意　：　InDesign ドキュメント内で使用しているグリフレットとは異なる値を設定する必要があります。
   
   ※　[グリフレット] パレット上で設定するユニコード値および CID 番号の詳細については、Adobe Creative Suite 2 ヘルプの「グリフレットパレットの設定」を参照してください。
   
   
   
5. グリフレットの編集が完了したら、[グリフレット] パレットのパレットメニューから、[グリフレットの保存] を選択します。
6. [グリフレットの保存] ダイアログボックスが表示されたら、グリフレット形式ファイル（*.gai）として保存するファイルの名前と保存先を設定し、[保存] をクリックします。
7. Adobe SING Glyphlet Manager CS2 を起動し、保存したファイルを追加します。

追加情報 （Additional Information）

グリフレットは SING Glyphlet Manager CS2 のデータベースと InDesign ドキュメント内にそれぞれ独立して存在します。そのため、InDesign ドキュメント内で使用されているグリフレットを後から Illustrator で編集し、SING のデータベースを更新したとしても、InDesign ドキュメント内のグリフレットは置き換えられないのが正常な動作です。しかし、不具合によって SING のデータベースへの変更が InDesign ドキュメントにも反映されてしまいます。その結果、InDesign ドキュメント内のグリフレットが置き換えられてしまうという問題が発生します。

2005 年 9 月現在、この問題の根本的な解決方法はありません。弊社では、この問題を解決する方法について確認を行っております。現時点では、Illustrator CS2 で字形名称・ CID 番号／ユニコード値を変更した新規のグリフレットを作成してください。これによって、SING のデータベース上においても、それぞれが別のグリフレットとして認識され、InDesign ドキュメント内のグリフレットが置き換えられてしまうのを回避することができます。

関連ドキュメント (Related Records)

文書番号　224096　SING 外字アーキテクチャについて

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