この情報は、製品に添付されている「ReadMeJ.html」を元に作成されています。
Adobe Acrobat 5.0.5 は、ネイティブアプリケーションとして Mac OS X 10.0.4 をサポートしています。Acrobat 5.0.5 では、オンライン注釈、電子署名、PDF の作成、フォームの作成、フォームのデータ入力、インストール、スペルツール、および TouchUp の各機能が向上しています。さらに、特定の PDF ファイルの表示や印刷に関して報告されていた問題が Adobe Acrobat 5.0.5 で解決しました。
コンピュータに Netscape の複数のコピーが存在する場合 (Mac OS 9.x) のインストール
コンピュータに Netscape の複数のコピーが存在する場合は、Acrobat インストーラによってすべてのファイルがインストールされますが、インストーラが正常に終了しない可能性があります。「中止」ボタンをクリックすると、インストーラは正常に終了します。操作を続ける場合は、コンピュータをいったん再起動してください。この問題を解決するには、コンピュータ上の Netscape の数を 1 つに減らしてください。
Macintosh での PDFMaker の使用
Acrobat 5.0.5 以降では、Microsoft Office アプリケーションから PDF を作成することができます。その場合は、目的の Office アプリケーションのフローティングパレットにある「Adobe PDF に変換」および「Adobe PDF に変換して送信」を使用します。
－Mac PDFMaker を使用して Office ファイルから PDF に変換する操作は多くのメモリを消費するため、Office に対する最低限必要なメモリ割り当てのデフォルト値を 2 倍に設定しておくことをお勧めします。
－ジョブオプションの設定を変更するには Distiller を開いてジョブオプションを選択します。
－Windows 版の PDFMaker で保持される PowerPoint のシャッター効果、ブレンドイン／アウト、およびチェッカーブレンドなどの切り替えは、Macintosh 版 PDFMaker では保持されません。
－Word 文書内でページの向きを変更（縦から横へ、または横から縦へ）すると、そのたびに別の PDF ファイルが作成されます。
－PDFMakerで作成されたPDFファイル内のフォントがすべて埋め込まれる問題があります。
この問題の処理方法としては、
1. 用紙設定で、Adobe PDFの作成を選ぶ
2. プリントのダイアログでジョブオプションにCJKScreenを選び、左下にある設定を保存をクリックしてください。
PowerPoint 98を使ってPDFを作成
日本語の入力に問題があるためPDFMakerはインストールされません。PDFを作成するには「Adobe PDFの作成」プリンタを使用してください。「Adobe PDFの作成」プリンタでの PDF 作成についての詳細は、以下の文書を参照してください。
文書番号 220852 Acrobat 5.0（Mac）：Acrobat Distiller を使用した PDF の一般的な作成方法（Macintosh 編）
Mac OS8.6で一部のフォルダを選択できない問題
CarbonLib1.4にある障害の為、アクロバット内の一部の機能でフォルダを選択できないことがあります。例えば、環境設定でWeb Buyの保存先を指定する場合、またはバッチ処理の出力先を指定する場合に、この問題が発生します。
この問題の対処方法としてはCarbonLib 1.3.1を使用することにより、この問題が改善される場合があります。
Palm SelfSign.prc アプリケーションを使用した Palm ハンドヘルドでの署名作成
Palm ハンドヘルドを持っている場合は、Acrobat 5 で使用する署名を Palm で作成することができます。以下の手順に従ってください。
－Windows または Macintosh システムの Palm Desktop ソフトウェアから、ハンドヘルドのインストールフォルダにあるインストールツール（Instapp.exe）を選択し、ブラウザを使用して Acrobat PalmPilot フォルダで SelfSign.prc アプリケーションを検索します。ドロップダウンリストから適切なユーザ名を選択します。
－ハンドヘルドで HotSync を行い、Palm ハンドヘルドに SelfSign アプリケーション（SelfSign.prc）をロードします。
－ハンドヘルドを起動し、「ホーム」アイコンをクリックします。次に、アプリケーションの起動画面の「SelfSign」アイコンをクリックします。
－ハンドヘルドの表示領域にある 2 つのボックスに署名を入力します。ハンドヘルドのスタイラスを使用して、通常入力する「Graffiti」領域ではなく、ボックスに直接入力します。いずれかのボックスで入力を開始したら、必要に応じて次のボックスに入力を続けることができます。続けてボックスに入力し、必要なテキストをすべて追加します。署名は、ボックスのテキストセグメントが左から右へまとめられ、連続したテキストのように表示されます。表示領域の最初の行には、最終的なテキストが表示されます。テキストの後続セグメントの前に語句間のスペースなどが必要な場合は、セグメントボックスの左端にスペースを挿入しておきます。スペースを挿入する必要がない場合は、左端に詰めて、そこから入力を始めます。
－「クリア」ボタンをクリックすると、直前に追加したセグメントが削除されます。「クリア」を何度もクリックして、必要な数のセグメントを一度に 1 つずつ削除することができます。
－「終了」をクリックします。
－ハンドヘルドで HotSync を行い、ハードディスクドライブに画像ファイルをコピーします。
－Acrobat ヘルプの 199 ページの指示に従って、処理を完了します。
複製フォームフィールドのチェックボックスの機能はラジオボタンと同様
フォームを作成するときにチェックボックスを複製した場合、複製されたチェックボックスはラジオボタンと似た動作をします。具体的には、1 つのチェックボックスをオンにすると、ほかのチェックボックスがオフになります。これを防止するには、チェックボックスを複製するのではなく、個別に新規作成します。
「Web ページを開く」ボタンの使用
「Web ページを開く」ダイアログの「参照」ボタンは、Mac OS X 10.0.x では機能しませんが、Mac OS X 10.1 では使用できます。
Mac OS X ネイティブアプリケーションの音声注釈
Acrobat は Mac OS X のネイティブアプリケーションです。ユーザは、音声注釈を作成するために音声の記録がサポートされているネイティブアプリケーションとして、Acrobat を実行している必要があります。
WebBuy は Mac OS X では使用不可
Mac OS X 上では WebBuy はサポートされていません。WebBuy を使用する必要がある場合は、Mac OS 9.0.4 または 9.1 で Acrobat 5.0.5 を使用します。
Type 1 および TrueType のフォントが同じ名前でインストールされている場合の PDF 作成
TimesNewRoman（TrueType）と TimesNewRomanPSMT（Type1）など、同じ名前の Type 1 および TrueType のフォントがシステムフォントフォルダにインストールされている場合は、Distiller によって、不適切な PDF ファイルが作成されることがあります。PDF ファイルを表示したときに、文字が欠落していたり、文字化けしていたりする可能性もあります。この問題を回避するには、システムフォントフォルダから Type1 バージョンのフォントを削除してください。
Mac OS X 10.0.x 上での Paper Capture Online の使用
Mac OS X 10.0.4 の日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、および韓国語のシステムでPaper Capture Online を使用すると、Acrobat 5.0.5 が予期しない動作をする可能性があります。対処方法として、Mac OS X の最新バージョンで Acrobat 5.0.5 を使用します。
Mac OS X での Acrobat の使用
Mac OS X に Acrobat をインストールすると、そのシステムで拡張子 .pdf のファイルを開く際の標準アプリケーションとして設定するかどうかを尋ねられます。「はい」を選択すると、OS X アプリケーションから印刷プレビューを実行する場合に Acrobat も起動します。印刷プレビューの実行時に Acrobat が起動すると、その時点での文書の PDF版コピーを印刷したり、保存することができます。Acrobat から PDF ファイルのコピーを印刷または保存する際の詳細については、Acrobat のヘルプメニューを参照してください。
Mac OS 10.0.x ネイティブシステムでの Acrobat の使用
Mac OS 10.0.x ネイティブシステムでは、Acrobat の一部の機能が動作しません。
－PDF ファイルをブラウザに表示できません。
－Acrobat 5.0.5 の出荷時にネイティブスキャナドライバの入手が間に合わなかったため、スキャン機能が使用できません。
－Acrobatの「プリント」ダイアログは、標準印刷ダイアログのみで、Acrobat のカスタム印刷機能（詳細設定、プリントのヒント、偶数／奇数ページのみの印刷、注釈の印刷およびその他の機能）は使用できません。
－Web Capture では、https で始まる URL は動作しません。
－「開く」ダイアログで日中韓言語名のファイルを選択して「開く」ボタンをクリックすると、エラーメッセージが表示される場合があります。この問題を回避するには、日中韓言語以外の文字を使用するファイル名に変更します。
－サイズの大きい (50 ページを超える) 文書を印刷する場合は、Acrobat または Mac OS X がクラッシュすることがあります。
－PostScript プリンタで PDF ファイルを複数部印刷すると、2 番目のセットが空白ページとして出力されます。
－「プリント」ダイアログの「PDF ファイルとして保存」オプションでは、PDF ファイルが作成されません。
Mac OS X 10.1 などの最新バージョンの Mac OS X では、これらの機能は正常に動作します。
Mac OS X ネイティブシステムで Microsoft Office アプリケーションから「PDFMaker for MacOS」を使用
Acrobat 5.0.5 の出荷時に Microsoft Office アプリケーションのネイティブバージョンの入手が間に合わなかったため、Mac OS X ネイティブシステムで Microsoft Office アプリケーションから「PDFMaker for MacOS」を使用することはできません。
Mac OS 8.6、9.0.4、または9.1 の Microsoft Office アプリケーションで「PDFMaker for MacOS」を使用
Visio アプリケーションから Microsoft Word にデータをインポートして「Adobe PDF に変換」を使用するときは、Acrobat PDFMaker からファイル名の選択を求められることはなく、ファイル「Untitled.pdf」がデスクトップ上に作成されます。これに対処するには、デスクトップのファイル「Untitled.pdf」の名前を変更します。
Classic モードの Mac OS X でのオンライン注釈の使用
Mac OS X ネイティブシステムのブラウザでは PDF ファイルを表示することができないため、Mac OS X ネイティブシステムではオンライン注釈が使用できません。「オンライン注釈の環境設定」パネルに入力されている設定は無効です。Mac OS X でオンライン注釈を使用するには、Classic アプリケーションとして Acrobat を起動し、Classic Web ブラウザを使用して PDF ファイルを表示する必要があります。
Classic アプリケーションとして Acrobat 5.0.5 を起動する方法
Acrobat 5.0.5 を Classic アプリケーションとして起動するには、以下の手順に従ってください。
－Acrobat が現在実行されている場合は、アプリケーションを終了します。
－Acrobat アプリケーションを探します。デフォルトでは、Applications:Adobe Acrobat 5.0: Acrobat 5.0 にあります。
－Acrobat アプリケーションをクリックして選択します。
－「ファイル」メニューの「情報を見る」を選択します。“Acrobat 5.0 の情報”というタイトルのダイアログが表示されます。
－「Classic 環境で開く」で、チェックボックスをオンにします。
－「情報を見る」ダイアログを閉じます。
－Adobe Acrobat アプリケーションをダブルクリックして起動します。
QuickDraw プリンタではオーバープリントプレビューの印刷がサポートされていません
文書にオーバープリントを適用し、「表示」->「オーバープリントプレビュー」を使用して、結果を画面上に表示することができます。QuickDraw プリンタに対応した Macintosh ではこの機能が使用できないため、オーバープリントプレビューで文書を印刷することはできません。
NETSCAPE 6.0
Acrobat では、Netscape 4.x および Netscape 6.1 のブラウザで動作するプラグイン、PDFViewer がインストールされます。ユーザはこのプラグインを使用して Adobe PDF ファイルをダウンロード、表示、ナビゲート、および印刷し、ブラウザで作業中に PDF フォームを設定することができます。Netscape 6.0 の場合、PDF ファイルは完全にダウンロードされるまで表示されません。また、Netscape 6.0 では、ブラウザ内での表示中に PDF フォームを設定することはできません。Netscape 6.x で PDF を表示する際の注意点について詳しくは、以下の文書を参照してください。
文書番号 220425 Acrobat 4.0/5.0（Mac/Win）：Acrobat の一部の機能が Netscape 6.x ブラウザで機能しない
Mac OS 8.6 での NETSCAPE 6.1
Mac OS 8.6 で Acrobat 5.0.5 に Netscape 6.1 を使用する場合は、Adobe Acrobat 5.0 : Web Browser Plug-in フォルダにある PDFViewer プラグインを Netscape フォルダ : Plug-ins フォルダにコピーします。Netscape 6.1 から PDF ファイルを印刷するには、「ファイル」>「印刷」ではなく、Netscape 内から Acrobat ツールバーのプリントアイコンを使用します。
Mac OS X でヒラギノフォントを含むPDF ファイルの表示および印刷
Acrobat 5.x では、ヒラギノフォントを含む PDF ファイルが埋め込みフォントで作成されていない場合、その PDF ファイルの表示および印刷が行われないことがあります。
Acrobat 4.x で作成した注釈の表示
Acrobat 4.x で作成された注釈は「注釈」パネルでグレーアウト表示される場合がありますが、表示、編集、および印刷は実行できます。グレーアウト表示を解除するには、文書の注釈をクリックし、ポップアップウィンドウを開くかまたは閉じます。あるいは、「注釈」パネルの注釈項目をダブルクリックします。
Acrobat 5.0.5 における JavaScript の更新
－Doc オブジェクトで新しいブール属性「disclosed」を使用できるようになりました。デフォルト値は「false」です。
－API コール app.openDoc により、要求された文書を正常に開くことができても、開いた文書の Doc.disclosed が Doc レベルスクリプトの一部として「true」に設定されていないと、呼び出し元に 「false」が返されます。Doc.disclosed が「true」の場合、Doc.openDoc はこのメソッドによって開いた文書の Doc Object を返します。
－app.activeDocs が返す配列には、Viewer で開かれたアクティブな文書（app.activeDocs の呼び出し時に Doc.disclosed を「true」に設定）の Doc Object だけが含まれます。
[an error occurred while processing this directive]
| 最終更新 (Last Update): | 2002-01-11 |
|---|---|
| 文書番号 (ID): | 221268 |
| プラットフォーム (OS): | Macintosh |
| http://go.adobe.com/kb/ts_221268_ja-jp |