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TechNote

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[an error occurred while processing this directive]文書作成の推奨ワークフロー(InDesign CS2/CS3)


内容 (What's Covered)

この文書は、Adobe InDesign CS2/CS3 を有効に使用するためのヒントとリソースを紹介します。

A. 最適なコンピュータシステムの維持

B. 文書の作成

B-1. プロジェクト用フォルダの作成

B-2. テンプレートの使用

B-3. ローカルハードディスク上の文書を開きます

B-4. ファイルを変換する前に問題を解決します

C. 文書の保存

C-1. 頻繁に保存します

C-2. [別名で保存] コマンド

C-3. バックアップコピーの作成

D. 文書での作業

D-1. [全ストーリーの再計算] コマンドの実行

D-2. 文書を開いてスタイルを作成します

D-3. 適切なフォントの使用

D-4. テキストフレームを減らします

D-5. 適切な画像形式の使用

D-6. 画像のリンク配置

D-7. 配置する前に画像を編集します

D-8. プリントする前にリンクとフォントを確認します


A. 最適なコンピュータシステムの維持

コンピュータを使用するうちにソフトウェアとハードウェアに変更が生じ、パフォーマンスが低下したり、システムエラーなどの問題が発生することがあります。ハードディスクの断片化を解消、旧バージョンのソフトウェアを削除、デバイスドライバの更新、メモリの最適化、システムのウイルススキャンを実行、およびその他のメンテナンス作業を行うことによって、アプリケーションとファイルの破損を防止することができます。これらの作業を定期的に行うことで InDesign で文書を開く、表示、プリントなどが確実に行えるようになります。

コンピュータの最適化とメンテナンスの詳細および手順については、コンピュータのマニュアルを参照してください。


B. 文書の作成

編集作業を開始する前に、あらかじめ必要なファイルを確認し、保存方法を決めておくことが重要です。


B-1. プロジェクト用フォルダの作成

InDesign では、文書に配置されたリンクファイルのリンクを保持しますが、リンクが破損したり、不用意にリンクファイルを移動したり削除してしまう可能性があります。あらかじめ専用の保存フォルダを作成し、文書とリンクファイルを同じフォルダ内に保存することで、リンクの破損やリンク切れに対応しやすくなります。また、他のコンピュータへファイルを移動する際も、同一フォルダ内にまとめてあるほうが便利です。InDesign がリンクファイルを検出できない場合、オリジナルの画像に変更を加えていてもそれが認識されず、画像が正しくプリントされない、または全くプリントされないという現象が発生する可能性があります。

例えば複数の文書でプロジェクトが構成されている場合、文書ごとにフォルダを作成し、リンクファイルを保存しておくと便利です。


B-2. テンプレートの使用

類似した文書を頻繁に作成する場合は、テンプレートを使用します。テンプレートを使用することによって、オリジナルのファイルを保護しながら、一貫性のある文書を迅速に作成することができます。例えば、月刊の会報を作成する場合は、ルーラガイド、ページ番号、会報の題字、スタイルなどを含めたテンプレートを作成します。テンプレートとして保存した文書を開くと、オリジナルのテンプレートではなく名称未設定の新規文書としてテンプレートのコピーが開きます。このため、元の文書を保護し、ファイルサイズの小さい文書を作成することができます。

InDesign 文書をテンプレートとして保存するには、以下の操作を行います。

  1. InDesign を起動し、テンプレートとして保存する文書を開きます。
  2. [ファイル] メニューから [別名で保存] を選択します。
  3. [ファイルの種類](Windows)/[フォーマット](Macintosh)ポップアップメニューから [InDesign <バージョン> テンプレート] を選択します。

    ※ 下図は InDesign CS3 の場合です。


  4. ファイル名と保存場所を指定して [保存] をクリックします。


B-3. ローカルハードディスク上の文書を開きます

ネットワークボリュームまたはリムーバブルメディア(フロッピーディスク、Zip ディスクなど)に保存されている文書を開く前に、文書とリンクされたグラフィックをローカルのハードディスクにコピーします。ネットワークボリュームやリムーバブルメディアでは、アクセスやデータ転送の速度が原因でデータの消失や損傷などの問題が発生し、文書が破損する可能性があります。


B-4. ファイルを変換する前に問題を解決します

破損した Adobe PageMaker ファイルや QuarkXPress ファイルは、通常、InDesign で開いても破損したままです。変換後のファイルでエラーや予期しない動作が発生する場合は、作成元のアプリケーションでオリジナルのファイルを開いて破損を解決してください。


C. 文書の保存

以下のガイドラインに従って文書を保存することで最大限の効率を実現し、データの破損や損失などの問題を最小限に抑えることができます。


C-1. 頻繁に保存します

InDesign で文書を作成したらすぐに保存し、変更を加えたらそのつどファイルを保存します。文書を頻繁に保存することで、停電やシステムエラーなど、予期せぬ問題が発生した場合も多くの変更を保持できます。


C-2. [別名で保存] コマンド

[別名で保存] コマンドを使用することで文書から不要なデータを消去できます。[保存] コマンドで保存した場合は新しい情報が文書に追加されますが、削除された画像の情報などの古いデータも残ります。[別名で保存] コマンドで保存することによって文書が完全に再書き込みされるため、その時点で文書にあるオブジェクトとページについての情報だけが保存されます。必要なデータだけを含む文書にすることで必要なハードディスク容量が少なくなり、より速く再描画およびプリントできます。


C-3. バックアップコピーの作成

システムエラーなどによるデータの損失を防止するため、常に文書のバックアップコピーを作成し、頻繁に更新します。簡単にバックアップコピーを作成するには、以下の操作を行います。

  1. [ファイル] メニューから [複製を保存] を選択します。
  2. ファイル名と保存場所を指定して [保存] をクリックします。
    ※ 作成したバックアップコピーをシステムの重大な問題などから保護するためには、リムーバブルディスクまたはネットワークボリューム上に保存します。


D. 文書での作業

以下のガイドラインに従ってテキストと画像を扱う際に発生する可能性のある問題を回避します。


D-1. [全ストーリーの再計算] コマンドの実行

OS やフォントが異なる環境で作成された書類、または 旧バージョンの文書を開いた場合は、はじめに [全ストーリーの再計算] コマンドを実行します。[全ストーリーの再計算] コマンドを実行すると、InDesign は書式情報を再読み込みし、画面を再描画します。

以下の操作を行います。

  1. InDesign を起動し、文書を開きます。
  2. Ctrl + Alt + / キー(Windows)/Command + Option + / キー(Macitnsoh)を押します。

全ストーリーの再計算とは、現在の InDesign の文字や段落の設定を元に書類上の全ストーリーを再計算する機能です。下記の場合には特に利用をお勧めします。

- 旧バージョンの InDesign 文書を開いた場合(バージョン間では問題の修正や品質の向上により文字組が異なっています。)

- PageMaker ファイルや QuarkXpress ファイルなど、他の書類を開いたとき(ファイルを変換中にもストーリーの再計算は行っていますが、設定の細部までを利用した再計算には [全ストーリーの再計算] が必要です。)

- 設定を変更しながら文章を作成した場合(文書中に複数の設定遍歴が存在する場合には [全ストーリーの再計算] コマンドで正しい文字組みを確認します。)

- 作成した環境とは別の環境で開いた場合

- テキストフレームをインライングラフィックとして使用するなど、ドキュメントが複雑な構造を持っている場合

- 印刷前の最終確認


D-2. 文書を開いてスタイルを作成します

アプリケーションデフォルトに基づいた段落スタイルが作成されるのを防ぎます。パブリケーションを開かずにスタイルを作成することで、新規文書を作成する際にスタイルが 2 つ表示される可能性があります。弊社では他の文書からスタイルシートを読み込むことを推奨します。

InDesign で文書を開いてからスタイルを作成します。文書を開いていない状態で新規スタイルを作成した場合、新規文書を作成した際にスタイルが重複して表示されることがあります。弊社では、複数の文書でスタイルを共有する場合、別の文書からスタイルを読み込むことを推奨します。

以下の操作を行います。

  1. InDesign を起動します。
  2. 文書を開いていない状態で、[段落スタイル] パレット(InDesign CS2)/[段落スタイル] パネル(InDesign CS3)のメニューから [段落スタイルの読み込み] を選択します。
  3. 段落スタイルを読み込む文書を選択し、[開く] をクリックします。


D-3. 適切なフォントの使用

文書のフォントを選択する際には、テキストの書式設定とプリントについて具体的な計画を立てます。InDesign では、OpenTyep、Type 1(PostScript とも呼ばれる)および TrueType フォントの使用が効果的です。出力・印刷会社を利用する場合は、文書で使用するフォントについての必要条件を確認してください。

破損したフォントなどが原因で、InDesign 文書が破損したり、正しくプリントされないことがあります。このような問題を回避するため、信頼性の高いフォントベンダーが作成したフォントを使用します。出力・印刷会社やコンピュータの販売店で、フォントベンダーを推薦してくれることもあります。

弊社のフォントについて詳しくは、以下の弊社 Web サイトを参照してください。

URL : http://www.adobe.com/jp/products/type/index.html


D-4. テキストフレームを減らします

最小限のテキストフレームを使って文書のファイルサイズを小さくし、レイアウトを操作しやすくします。例えば、スタイルを使用することでストーリーの大見出しや見出し、本文をすべて 1 つのテキストブロックとしてフォーマットできます。このワークフローによってフォーマットを再配置する際にストーリーの要素を一緒に移動できます。また、文書からのテキストの書き出しも簡単になります。


D-5. 適切な画像形式の使用

InDesign は、多くの画像ファイル形式をサポートしています。プロジェクト用の画像を作成する際は、文書をどのようにプリントするかを考えておく必要があります。最良な出力結果を得るには、EPS 形式や TIFF 形式に変換せず、Adobe Photoshop(*.psd)や Adobe Illustrator(*.ai)などのネイティブファイルを配置します。出力・印刷会社で文書を出力する場合は、そこで使用される出力デバイスで最適にプリントできる画像形式について、あらかじめ出力・印刷会社にお問い合わせすることをお勧めします。また、出力・印刷会社から画像の最適な解像度についてアドバイスを得られる場合もあります。


D-6. 画像のリンク配置

InDesign の初期設定では、画像ファイルを配置する際に元のファイルへのリンクを作成します。文書に画像を埋め込まず、リンクして配置することで文書のファイルサイズを最小限に抑えることができます。文書をプリントする際には、リンク配置した画像のオリジナルファイルが使用可能な状態でリンクが保持されている必要があります。InDesign がオリジナルのファイルを見つけられない場合、画像は低解像度プレビュー、またはグレーのボックスとして出力されることがあります。

InDesign には、文書に配置された画像を埋め込むコマンドも用意されています。既に配置された画像を埋め込むには、[リンク] パレット(InDesign CS2)/[リンク] パネル(InDesign CS3)のメニューから [埋め込み] を選択します。画像ファイルを埋め込んだ場合、オリジナルのファイルへのリンクが破棄されて画像が文書ファイルの一部として組み込まれるため、文書のファイルサイズが大きくなります。ファイルサイズの大きな文書は開いたり作業に時間がかかり、より多くのハードディスク容量とメモリを使用します。パフォーマンスを向上させるには、画像ファイルを文書外に保存してリンク配置します。


D-7. 配置する前に画像を編集します

InDesign で画像を配置する前に、画像編集アプリケーションであらかじめ画像の回転、変形、拡大または縮小などの変更を行います。文書に配置した画像を InDesign で変形し、プリントを行う場合、InDesign はまず始めに変更を加えていないオリジナルの画像をプリンタに送信し、その後から変形についての命令を追加します。このため、プリントに時間がかかり、変形を実行するためにより多くのプリンタメモリを必要とします。


D-8. プリントする前にリンクとフォントを確認します

文書を正しくプリントするためにすべてのリンクが正しく、またすべてのフォントを使用できることを確認します。オリジナルの画像の削除、移動、またはファイル名の変更を行うとリンクが破棄されます。プリントに必要なファイルをすべて 1 つのフォルダにまとめるには、[ファイル] メニューから [パッケージ] を選択します。[プリフライト] と [パッケージ] コマンドの使い方、およびファイルを出力・印刷会社に渡す前に問題を修正するための詳細は、InDesign ヘルプを参照してください。

文書のフォントとリンクされた画像の状態を確認するには、以下の操作を行います。

  1. [ファイル] メニューから [プリフライト] を選択します。
  2. [プリフライト] ダイアログボックスに、画像、フォント、またはカラーの問題についての警告が表示されます。



関連ドキュメント (Related Records)

RELATED RECORDS

文書番号 219818 文書作成の推奨ワークフロー (InDesign 1.0/2.0/CS)

文書番号 223212 使用している InDesign のバージョンよりも新しい InDesign で作成されたファイルが開けない

文書番号 227355 文書が開けない場合のトラブルシューティング(Windows 版 InDesign)

文書番号 224002 文書が開けない場合のトラブルシューティング(Macintosh 版 InDesign)

文書番号 226191 PDF 書き出し時のトラブルシューティング(InDesign CS2)

文書番号 231699 作業中にフリーズや強制終了が発生する(InDesign CS3)

文書番号 226200 Windows XP でのシステムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング(InDesign CS2)

文書番号 226262 Windows 2000 でのシステムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング(InDesign CS2)

文書番号 226268 Mac OS X でのシステムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング(InDesign CS2)

文書番号 231438 システムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング (Macintosh 版 InDesign CS3 )

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Creative Commons License

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サポート情報検索 (Search Support)

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ドキュメント情報 (Document Details)

最終更新 (Last Update): 2007-09-21
文書番号 (ID):232357
プラットフォーム (OS):Macintosh, Windows
http://go.adobe.com/kb/ts_232357_ja-jp

関連製品 (Product Affected)

indesign
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