Contribute で一番初めの接続を確立しようする際、以下のエラーメッセージが表示される場合があります。
また、このエラーメッセージがウェブサーバーログには HTTP 403 エラーとして認識される場合があります。
この症状は、Unix と FTP サーバーの FTP サーバーパーミッション (属性) 設定、もしくはそのいずれかが、Contribute で作業するのに正しく構成されていない場合に起こります。Unix システムは、ユーザの許可および環境を設定するために .profile というファイルを使用します。ファイルおよびディレクトリのパーミッションは umask という、ユーザが作成するファイルごとに割り当てられたデフォルトパーミッションを設定するためのシステム管理者用スクリプトにより設定されます。
Unix において、umask 0077 とは、オーナーは読み込み、書き込み、実行の許可権限を持っているが、グループと他のすべて (全ての外部からのアクセスも含めて) は、読み込み、書き込み、実行の許可を持っていないことを意味します。しかし web サーバーは、web ページを閲覧するために、読み込み許可を必要とします。
Contribute では接続をテストするために、ファイル名が "TMP" で始まり、拡張子が .htm である一時ファイル (例えば TMP9hlf46kay9.htm など) をサーバーに作成します。このことによって Contribute は URL と FTP 情報が一致することを確認できるのですが、そのため Contribute はファイルへの書き込みと読み込みの許可を必要とします。接続の設定を作成する前に、Contribute は HTTP 接続を確立しなければなりません。一度接続が認識されると、Contribute は web サーバーから一時ファイルを削除します。
メモ: Contribute は、新しく作成されたファイル、あるいは web サーバー上の既存のファイルのパーミッション設定を変更しません。そのため、Contribute 使用開始前に、web サーバー上で FTP パーミッションが設定されていることを推奨します。
この問題を修正するためには、サイトの管理者はユーザーのログインプロファイルと FTP 構成ファイルに、umask の値を訂正する必要があります。以下は、WU-FTPD という FTP サーバーで使用される ftpaccess というファイルを編集することで修正される例です。異なる FTP アプリケーションを使用している場合には、変更ほうほうについて製造元にご確認ください。
ftpaccess ファイルで設定するには、以下の行がまだない場合は追加します。以下の行がコメントアウトされている場合には、コメントでなくし、アクティブにしてください。
defumask 022 all
上記の行にある、”all" は全ての Unix システムグループに、オーナー権限と同様の許可を適用することを意味します。また、"022" はグループおよび他すべての権限は、読み込み、実行のみが許可されておりますが、オーナーは、読み込み、書き込み、実行が許可されることを意味します。
FTP サーバー上の defumask を実行することで、ユーザープロファイルに設定された umask の値より、優先されるようになります。web サーバー上の Contribute 用フォルダを複数のユーザーで共有しているのであれば、umask の値は "002" に変更しなければなりません。それにより、同じ Unix システムグループでファイルやディレクトリに上書きすることができるようになるからです。Contribute では特定のフォルダ _notes、_baks、_mm を頻繁に修正する必要があるため、この設定は非常に重要です。
メモ: 弊社は、サードパーティ製のソフトウェアをサポートしておりません。この文書は参考としてのみとしてご使用ください。
WU-FTP構成についての詳細な情報は、WU-FTPD 構成方法を参照してください。
この文書は、米国 Adobe Systems, Inc. の HTTP 403 UNIX umask permission (TechNote 16693) をもとに作成されました。
[an error occurred while processing this directive]
| 最終更新 (Last Update): | 2006-04-22 |
|---|---|
| 文書番号 (ID): | 228523 |
| プラットフォーム (OS): | Windows |
| http://go.adobe.com/kb/ts_228523_ja-jp |